「RegionalScrumGatheringTokyo2019」の参加メモ。

「RegionalScrumGatheringTokyo2019」(以下RSGT)とは、日本最大のScrumカンファレンス。今年で8回目。

3日開催、約300人の参加者、約30セッション。

2019.scrumgatheringtokyo.org

大事なのは場(Ba)であることを教えてくれるイベント。RSGTは講演を聞くだけではなく、立ち話、アジャイルコーチとの相談会、OST、OpenJam、スポンサーブース、おいしいお昼、おいしいおやつ、おいしいコーヒー、ネットワーキング、スマッシュブラザーズ対戦(!?)など、登壇者や参加者同士の交流を促す仕掛けがたくさんあって、いろんな人と話す、議論する、お互いの体験を共有する、名刺を交換する、FB等で友達になる等のハードルを非常に低くしてくれる。

▼参加した目的

・2016年から参加していて、自分の人生を変えた出会いがたくさんあって、そういった場、イベント、人に「ありがとう」を言いたかった。(すくらむオバケ、KDDIさんのCSM、チーム半導体業界、ふりかえりワークショップ、etc..)

・2018年から異動して1からチーム作りが必要でなんとか1年目を乗り切ったが、もっとチームを良くしたいという気持ちが強く、そういったノウハウをRSGTで得て自分のものにしたかった。

▼聴講メモ

●Outcome Delivery: delivering what matters
Gabrielle Benefieldさん

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「なぜコーヒーが飲みたいの?」

Whyを理解していないと問題は解決できない。作るものは何か?なぜ作るのか?(作れ!って言われたから作るわけじゃないよね??)それを素早く作って顧客に届ける。

アジャイルだけで正しいものを作れている?

メビウスループの

左側:ディスカバリーループ(なぜ作るの?問題は何?)→デザイン思考等

右側:デリバリーループ(実験する、やってみる、素早く届ける)→アジャイル

中央:オプションピボット(計測する、どうだった?)→左側に進むか右側に戻るか判断する

 

●チームワークの会社で最高のプロダクトを目指すチームができるまで -強くてスケールするチームの作り方-

天野さん、大友さん

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スクラムカイゼン

・固定化していた調査タスク、品質向上タスクの廃止→ほかのバックログと同じ扱いにする

・バッファを積まない

・ふりかえりは数字を使って定量的に行う。必ず1つTryする。

・スプリントを2→1週間に。

・VSM/PFDを導入してプロセスを見える化してカイゼンする。

 

●運用中のモバイルゲーム開発チームに、並行バージョン開発を導入してみた

湯前さん

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・開発チームにデザイナー、プランナー、QAを含める

 →その職種によって繁忙期が異なる。

  →現行Ver.と次Ver.を並行開発して繁忙期をずらした。

   →前提:スクラムを導入したらVer.開発にかかる工数が半分でできることがわかった。

 

心理的安全性ゲーム

やっとむさん

ファシリテートを学びたかったのでお手伝い。勉強になりました。

 

●Learning to Experiment

クリスさん

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見積もり無しは3日目のOSTで議論されるほど盛り上がった。

 

●喧嘩できるチームを作るワークショップ

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人のふるまいは観察できる。だけど何を考えているかはわからない。

→ふるまいはその人の価値観や常識が土台となる、さらにそれらは文化や風土や空気が土台になっていたりする。

→文化や風土が観察できるようになれば、それをベースに人のふるまいが理解でき、チームづくりができるのではないだろうか。

→まずは価値観や風土や空気をテーマに対話してみよう。

※議論そのものを他者に観察されるワークがあったが、自分自身のふるまいを他者に観察されるのは少し恥ずかしく、でも意外な指摘もあってためになった。

 

●明日現場で使える!とにかく明るいScrum Patterns 活用ワークショップ

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それぞれの開発段階で発生しうる問題を抽出して、どんなパターンが有効かをチームで考えていくことで、スクラムパターンについての知識を深めていくワークショップ。

パターンカードは全94種類、多すぎて本ワーク中には理解できず。。

 

よなよなエール流 熱狂を生むチームづくり ~8年連続赤字から13年連続増収増益までの軌跡~

井出さん(てんちょ)

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すっかりよなよなエールのファンになってしまった、、。