社内カンファレンスを手伝った話
この記事は、あじゃてくアドベントカレンダー(たぶん)8日目です。
つい最近のことを振り返ります。
(注:だいぶフィクションです)
10月に「ちょっと500人規模の社内カンファレンスやるけど手伝わない?」と言われて、(まあメインは当日のお手伝いだろう)と思って気軽に「いいですよ」って答えたら、何にも決まっていない現場(オンライン開催は決まってた)に放り込まれました。
そして驚いたことに何も決まっていない状態なのに開催日は確定(実働25日)していました。同じ状況で放り込まれた人たちの気持ちは一つ、
「いや、ちょっと、あと25日でその規模のイベントなんて出来ないよ、、、」
とは言っても、もうやらなきゃダメな状況に追い込まれているし、ほんとうまい感じに罠にはめられたので、半ばひらきなおって、いろいろあってなんとか開催までこぎつけました(それが先週)。このあたりを詳しく話すと1時間くらいは話せそうですが、まあ、たぶん、ここ(アドベントカレンダー)では需要は無いと思うので割愛します。
そんなこんなでいろいろあったのですが、このイベントの罠に引っかかっても、自分では割とすんなり受け入れられて、抵抗なくアイデアを出したり、考え方を言ってみたりできたかなーと思っています。
なんでだろうと振り返ってみると、やはり”あじゃてく”を含めていろんなオンラインイベントに参加してたのが理由なんじゃないかと思っています。
ご存知のように今年は世界がリセットされて、その影響で勉強会などはすべてオンラインに移行しました。地方に住んでいる自分にとって物理的距離が無くなることは大変ありがたい(特に経済的に)と思う反面、オンラインという対面ではないコミュニケーションに戸惑いがあったことも事実です。
そんな中でも「どんどん飛び込んでみよう」と自分で参加したり、いつの間にか巻き込まれたりして、例えばスクラムフェス大阪で栃木トラックの企画・運営をやったり、アジャイルジャパンEXPOで企画の端っこにかかわらせてもらったり、”あじゃてく”やいろんなオンラインイベントで聞く側として参加させてもらった経験が、最初に書いたイベントのお手伝いでうまく動けた理由かなと思います。様々なオンラインイベントに様々な立場で参加してたのが役に立ってるなと感じます。
特に”あじゃてく”では(運営の)中の人の気持ちとか聞けて、ほんとすげーなーって思ったし、じゃあ自分も頑張らなきゃって元気でました。ありがとうございます。
関わった社内カンファレンスの話は、スライドにいろいろ書いて(プロジェクトの進め方みたいなこと)、そのカンファレンスの1コンテンツとして話してみたりしています。
うまくぼかせば社外に出せるかな、だせるとしたらどっかでお話ししたいな、などと思っております。
では皆さん今年もあと少し、健康第一でがんばりましょう。
価値観ババ抜き開催メモ@川崎
価値観ババ抜きとはカードを通して、自分の価値観を見つける/気づく/見える化するカードワークです。詳しくはこちら↓。
▼社内コミュニティで開催
今回の価値観ババ抜き、インストラクター資格を取ってから(2018年)、初めての開催でした。実はワーク中不安を見せないことに必死でした(幸い外には漏れなかったようで一安心)。
▼ゲームの構成
ゲームの構成はファシリテータ次第でいろいろと組み立てられますが、今回はインストラクター講座をベースに以下のように組み立てました。(大体1時間くらいを想定しました)
1)アイスブレイク
今回一番力を入れたところ。価値観、人によっては他人に見せるのが抵抗になるかもしれないので、雰囲気づくりだけでなく、他者への配慮や時間の使い方など、ゲームに抵抗なく入っていけるよう構成してみました。
・拍手の仕方
・テーブル毎に(高速)自己紹介
2)価値観とは?
今回のワークショップを開催する想いを(熱く)語りつつ、一般的な価値観の定義、なぜ価値観が大事なのか、価値観が何をもたらすのか、を参加者への質問を交えつつスライドを使って説明しました。
・マズローの欲求5段階
3)ゲーム開始
ルールで混乱するのを避けるため、1テーブルをお手本としてゲームを1周試してもらい、ルールの周知とゲームに望む心得や質疑応答の時間を作りました。
・「左からとる」「右からとられる」
・捨てる時拾う時は必ず「声に出して」
・最初から答えありきでカードを集めるのではなく、その時の気持ちを大事にしてカード選ぶ。
4)価値観の共有
ゲームが終わったら自分の選んだカードをテーブル内で共有してもらいました。5枚選んだ意味(カードの並び順や配置も考えてもらって)の共有、その後5枚をさらに3枚に絞ってワークシートに記入してもらい、テーブル内でメンバーに承認してもらっています。ただテーブル毎にゲームが終わるタイミングが違うので、全体で次のワークに移るのではなく、終わったテーブル毎に個別に説明をして次のワークに移ってもらいました。(ただしこれは4テーブルくらいが1人ファシリテータの限界かなと思います、ちょっと忙しい)
5)ふりかえり
最後にふりかえりの場を設ける予定でしたが、時間ギリギリだったため今回は省略しました。(”今日持ち帰るもの”を書き出してもらってテーブル内で共有する予定でしたが、多分上に書いていない”私の自己紹介”が長かったのが原因だと思います、、、)
▼参加者からのフィードバック
・価値観を見直す良い機会になりました。自分だけでなく他の人の価値観が見られて、自分との違いが分かり良かったです。
・家族、職場の人とやってみたいと感じました。拍手(アイスブレイク)が良いです。小さな承認が場の盛り上げにつながっていたと思います。
・自分の価値観についてじっくり考える良い機会になりました。
・本当に楽しく、また自分の大切にしている価値観を認識できて良かった。
・初めて会う人同士がゲームをしていたとは思えないほど笑い声が響いていて楽しかった。
好評のようでしたので、もっと経験を積みたいと思っています。もし興味のある方はお気軽にご連絡くださいませ。
AgileJapan2019参加メモ
AgileJapan2019に参加してきました。
▼感想
今年もたくさんの人とお話しすることが出来た。
同じ栃木の同じ製造業の事例があったのがちょっと悔しいので、
来年は自分たちのチームの話ができるようがんばろう。
実行委員のみなさん、ボランティアのみなさん、ありがとうございました。
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アジャイルジャパン実行委員長 今村さん|
AgileJapan2019のテーマ
「アジャイルでつなぐ、ビジネスとIT」
登録者数なんと856人!(うち7割が初参加、そして製造業が70人も!)
全44セッション。セッション以外にも、モブプロあり、旅するAgile本箱あり、ABDあり、グラレコあり、マンゴープリンあり、ハトマスクあり!?
マネージャー不在の洞窟型組織
GROOVE X 株式会社代表取締役 林さん|
スクラムのメリット
・複雑なプロジェクトを可視化する手法。
・フラット型組織でスクラムを運営すると職場に活気がでる。
・概念は簡単、習得は難しい。
(アジャイルコーチ・スクラムマスター・研修に十分投資をすること!)
”開発側” ”ビジネス側” の先へ
〜アジャイルで超えた3つの壁〜
株式会社サイバーエージェント 陶山さん
https://www.agilejapan.org/2019/session/ten3-2_CyberAgent.pdf
チームの変化のキャパシティを超えると失敗する?
→変化のキャパシティを見積もる。
→一番変化に敏感な人を基準にして、少しずつ変化を導入していく。
受託開発でのアジャイル奮闘記 –
ガントチャートからバーンダウンチャートへ
株式会社永和システムマネジメント 岡島さん、藤田さん
株式会社NTTPCコミュニケーションズ 井街さん
https://www.agilejapan.org/2019/session/ten3-3_esm.pdf
何度も試行錯誤するけど、ちゃんと顧客と信頼関係を育ててきたので、大丈夫。
ユーザーと共創する 本当に欲しかったサービス
~製造業がアジャイルを取り入れた事例〜
本田技研工業株式会社 船戸さん、松本さん
クリエーションライン株式会社 さささん
https://www.agilejapan.org/2019/session/ten3-5_Honda.pdf
マネージャー向けの言葉。
「積み重ねた概念を捨てて、若手を信じて支えること」
株式会社豆蔵 中佐藤さん
https://www.agilejapan.org/2019/session/east3-2_mamezou.pdf
衝撃の一言
某事業会社の人の言葉:
「アジャイル開発になると、開発者が高スキルになり、コストが高くなる。何とか安くする方法はないか」
SIerって本当のところどうなの?
~NRIに居る人・来た人・去った人、3者のホンネを激白~
すべてのセッションでグラレコあり。
座談会のような状況でグラレコできるのはスゴイ。尊敬する。
|スタッフTシャツがステキ。
DevLOVE X参加メモ
DevLOVE X行ってきました。
目的はエネルギー補給、とは言わなくとも最近追い詰められるようなダメな仕事の仕方をしていたので、リフレッシュをしたかったのは本当。
嬉しかったのは社内MLでこのイベントを紹介したら、本当に参加してくれた人がいたこと。発信しててよかった。ありがたやありがたや。
運営の皆さん、ありがとうございました。みなさんのDevLOVEに対する愛がひしひしと感じられるステキなイベントでした。
▼のーどみ たかひろさん「ミッドライフクライシスに効く 頑張れなかった10年」
ミッドライフクライシスに効く 頑張れなかった10年 - Speaker Deck
「これからいいことあるとは言えないけれど、きっとあなたも私も大丈夫」
▼漆原 茂さん「10年後の僕たちに送りたいメッセージ 〜未来のエンジニアに幸あれ〜」
10年後の僕たちに贈りたいメッセージ
1.成長しまくれ!
2.明るいドMになれ!
3.若々しく幸せになれ!
・年齢は16進数で数える!
▼石井 智康さん「アジャイルは会社経営に何をもたらすのか」
経営者のアジャイル施策
・情報の透明性の確保する。
・ふりかえり文化の定着させる。
・会社の中にPOとSMをどう配置するかを考える。
経営者はなぜ孤独になるのか?
・1年スプリント、レビューは株主総会。
・リアルタイムフィードバックがない。
・フィードバックがないのにPOもSMもやる。
・社員との情報格差。
前日に株主総会で1年のふりかえり、今日はDevLOVEで10年のふりかえり。
前日の株主ミーティング社長プレゼンメモ↓
▼今村 博明さん「Agile Japan歴代実行委員長たちの越境」
歴代実行委員全員登壇(平鍋さん、西河さん、和田さん、今村さん)。
10年前のカンファレンスは一方通行、双方向な”場”を作りたかった。
毎年”AgileJapanを開催するかどうか”から議論している。
AgileJapanポリシー
・多様性の尊重
・ビギナー歓迎
・建設的な意見交換
▼西村 直人さん「チームの未来が見えていますか?」
Importance Of Team Vision - Speaker Deck
10年後「AGILE」は共通言語、これが普通。
「慌てず楽しく余裕と優しい気持ちを持って」
▼黒田 樹さん「大企業アジャイルの勘所」
大企業アジャイルの勘所 #devlovex #devlovexd
課題:本にあるようなスモールチームを作るのが難しい。
・現実との乖離、遠い世界
・説明責任を果たしにくい
・制約や前提を考えていない
答え:自分の頭で考える。
スタートアップと同じ戦い方をしない。複数並行で仮説検証を行う(お金の力を使って)。
▼ワークショップ
これまでの10年とこれからの10年を考えて、グループで共有する。
さて次の10年はどうなっていくんだろう。
「組織にいながら、自由に働く。」のABD。
▼ABDとは。
アクティブ・ブック・ダイアローグの略です。1冊の本を複数の参加者で、バラシて、分割して、読んで要約して、プレゼンして、議論するという新しい読書会の手法です。
公式サイトはこちら。
この手法のメリットは、
・事前準備が不要(本を購入することも、事前に読んでおくことも不要)
・分厚い本でも手軽に内容が把握できる(興味が出たら購入してじっくり読む)
・参加者が同じ話題で会話ができる。(社内スクラム勉強会で最初にスクラムガイドをABDで読んでもらうような試みもしています)
・要約やプレゼンのスキルがあがる。(3分でまとめる、話せる技術)
・楽しい!(一番大事) ことなどがあげられます。
デメリットは、本をバラす(裁断する)ことがあります。本が好きな人はちょっと抵抗があるかもしれません。
▼今回の書籍
仲山進也さん著「組織にいながら、自由に働く。」です。
▼開催の目的
・昨年AgileJapan宇都宮サテライトで交流させてもらった本の著者・仲山さんの働き方に感動し、それを他の人にも知ってもらいたかった。
・別のABDに参加した際、良いファシリテータの見本を見せてもらえたのでそれを実践してみたかった。
▼お礼
・今回著者、出版社さまのご好意でABD用に本のゲラを提供してもらっています。ゲラを提供していただいた著者の仲山さん、日本能率協会マネジメントセンター出版事業本部ABD読書会担当者さま、ありがとうございました。
「著者の仲山進也さんの協力のもと、多くの方が同時に本を読み、対話する新しい読書会のカタチ「ABD読書会(アクティブ・ブック・ダイアローグ®)」を主催される皆さまには、ゲラを無償提供させていただくことになりました。」(抜粋)
・会場を提供して頂いただけでなく、道具の準備などご協力いただいたクリエーションラインさま、ありがとうございました。
▼メモ
チェックインは企画の意図や参加者の自己紹介などで10分程。
コ・サマライズ(要約作成)。
今回の参加者は8人でした。本が4章立てでしたので2人で1章分を担当してもらいました(1人約25ページを担当)。時間は約50分。
リレープレゼン。
1人3分でプレゼンをしてもらいました。私から2分経過で合図を送って残り1分をまとめてもらう、拍手は8人全員が終わってから、自分の箇所がおわったら次の人とはハイタッチで交換等、前回のABDで学んだことを取り入れてみました。
ダイアローグ(対話)。
今回は本が「加」「減」「乗」「除」の4章(働き方の4ステージ)で構成されており、それぞれの章単位で話ができそうだったので、参加者の興味(自分はどのステージにいるか、興味があるか)でそれぞれグリープに分かれて話をしてもらいました(今回は3グループ、加3人、減2人、除3人)。約30分。
参加された方から「楽しい」という感想がでたのがとても嬉しかったです。
皆様、ご参加ありがとうございました。
心理的安全性ゲーム@ESMのメモ
心理的安全性ゲームはアジャイルコーチ」安井さん(やっとむさん)考案のカードゲームです。ゲームを通して楽しく心理的安全性を体験してもらうものです。
ゲームルール等はこちらから。
購入はこちらから。(是非ご購入を!)
▼今回の舞台は永和システムマネジメントさん
実際の開発チーム2チームから3人ずつの計6人で1チーム作りました。(ゲームの推奨は5人までですが、なんとかやります(なんとかできます))
※実際のチームメンバー同士で実施すると、お互いの気持ちを共有できるので効果大です。
開催した現場はこんな感じでした。このゲーム、笑顔になるようにファシリテートするのがコツです。
▼ゲームの構成
ゲームの構成はファシリテータ次第でいろいろと組み立てられますが、私の場合以下の感じで進めることが多いです。(大体1時間くらいです)
1)アイスブレイク(自己紹介等)
2)ゲームの説明
3)ゲーム開始(1回目)
4)心理的安全性の説明
5)ふりかえり1
・言われてうれしかった言葉、悲しかった言葉の共有
・このチームで使いたいカード/使いたくないカード/状況によるものに分類
6)ゲーム開始(2回目):5)で分類した使いたくないカードを除いて
7)ふりかえり2
・2回目の感想
・個人ワーク&共有
例えば、心理的安全性が必要な理由/自分のチームはどう?/明日から何する?など
▼今回の振り返り2結果
▼今回の感想
皆さま、ご参加ありがとうございました。